クハ86 0番代1次 上越タイプ奇数
現金振込の場合2500ポイント還元
【模型製品について】
車体は真鍮板プレス加工、前面は真鍮板絞り&プレス加工・エッチング処理加工を駆使して実車の雰囲気を忠実に再現、ベンチレーター・ランボード・避雷器・貫通ホロ・床下器具はホワイトメタル製(一部ダイカスト製)、連結器胴受け・ジャンパー連結器受け・コンプレッサー枠は真鍮ロストワックス製として、精密感・立体感を強調、インテリアも標準装備のEX仕様として丹念に製作いたしました。
下廻りでは、ダイカスト製DT-17/TR-34型台車の軸受けに耐久性の向上と走行抵抗の軽減を図るためにメタルブッシュを打ち込み、動力装置にはキヤノン・コアレスモーターLN-14+MPギヤシステムを搭載、長編成でも安定した静粛運転を可能にし、ディテールと走行性能の両面でバランスのとれた模型製品となるよう入念に製作いたしました。
湘南電車の元祖・国鉄80系電車は、昭和23年「東京-沼津・伊東間に運転される電車列車の計画」の具体化に際し、新設計の長距離用電車として製造された車輌です。まず73輌が発注され、昭和25年1月末、田町電車区に第一陣が入線しましたが、当時の国鉄からは考えられないほどの大胆な形態・塗装で、世の中の注目を集めました。80系電車の評判は概ね好評で、昭和24年度から33年度まで増備され全部で652輌が製造されましたが、増備の途中では何度となくマイナーチェンジが行われ形態はバラエティーに富んでいます。
「80系電車」と言えば正面2枚窓の「湘南顔」のイメージですが、最初期に製造された0番代1次車は正面3枚窓で、80系の中でもひときわ異彩を放っています。3枚の前面窓は、登場時は木枠で隅アールのない四角形でしたが、その後の更新改造(昭和32~36年)により窓ガラスHゴム支持・隅アール付きとなって表情が一変しました。改造の際に施工工場等により窓の大きさが2種類あり、また前照灯も100W(原形)から250W埋め込みタイプに取り替えられています。客室ドアーも窓ガラスHゴム支持となり(一部には原形のまま残った車輌もありました。)、側窓も一部の車輌をアルミサッシ化されています。